俺のマシンを見ておくれ 中年編 その2

13台目 ホンダNSR250R 禁断のバイクに手を出してしまった!

CBR929RRでの大怪我を経て、大型バイクに乗るのが怖くなったことで、乗り換えを決断。
そんな折ホンダのNSR250R(MC28)が終売になるとの話を聞いた。最終型は出力が45PSから当時の自主規制値の40PSにダウンしていた。スイングアームは片持ち化(プロアーム)となりカードキーや液晶メーターなど最新ギミックが詰め込まれたマシンであった。SDR200の時とは違い、NSRは今後手にはいらないバイクになると直感が働いた。2台持ちしたいが当時の給料では厳しい。
さぁどうすっか?
やっぱ買ってしまいました。

買って早々に例の殻むき、アップハン、リアサスをオーリンズ、チャンバー、フロントスプロケ小さく、リアスプロケを大きくし、モトジムカーナ仕様にしてしまった。本当にバランスの取れたバイクで乗りやすい。未熟なkomaですら、腕が上がったぞ!と勘違いをさせられたバイクでした。メンテもしやすく、タイヤ交換、ブレーキフルード交換、エンジン以外の簡単な分解整備なども自分で出来る様になり、より深くバイクにのめり込んでいった。しかし、ここまでいじくるとツーリングに行くバイクとは言い難くなり、2台持ちを考える様になったのもこの頃です。

モトジムカーナについて

komaの場合、モトジムカーナの大会に出るとか、シード選手を目指すとかは、全く考えたことがなく、単に運転技術の向上が目的である。そもそも年に5〜6回の練習会だけでシードになれる訳などない。ただ運転の技術は確実に上がると思う。小旋回、ブレーキング、ラインどり、目線、ポジショニング等が大きく変わったと思う。技術が向上すると逆に一般道で無茶な運転することが無くなった。何故かというと一般道を走っている人達のレベルが千差万別でルールを守らない人が多くいることが改めてよく見えるようになったのだ。危険は降ってくる!! 降りかかる危険を回避するには余裕を持った運転が重要である。余裕のある運転をしていると危険に対する対応が出来るようになる。ヒヤリハットの法則(またはハインリッヒの法則)というものがある。1件の重大な事故の裏には29件の軽傷程度の事故があり、29件の軽傷軽度の事故の裏には300件のヒヤリ・はっとした、出来事が起きているといわれている。1件の重大事故を未然に防ぐには29件の軽傷程度の事故を防ぐことであり、29件の軽傷程度の事故を未然に防ぐには300件のヒヤリ・ハッとすることを防ぐかであり、結論はヒヤリ・ハッとする行為を防ぐことで大きな事故を未然に防ぐことが出来るということである。ヒヤリ・はっとすることを起きない様にするには交通法規を守る=安全運転となる訳である。バイク事故をニュースで見るたび悲しくなります。読者の皆様も安全運転を心がけ、末長くバイクライフを楽しんで頂けることを願っています。

14台目 ドゥカティ996モノポスト 外車に手を出してしまった!

NSR250Rでモトジムカーナを楽しむ一方、ツーリングをするためのマシン購入を検討。今まで色々なバイクを所有してきたが『自分がこれだ』と思えるバイクは見当たらない。国産のバイクに対し外車は個性的なバイクが多い。特にエンジンに対する拘りは半端ない。ハーレーならVツイン、ドゥカティならLツイン、BMWなら水平対向エンジン(ボクサーエンジン)等々。どれも伝統的でありアイデンティティを創り出している。やはり一度は外車を乗ってみたい、、komaの本音であった。
検討の結果選んだマシンはドゥカティ996モノポスト!

兎に角かっこいい!最初からブレンボのブレーキ、オーリンズのサスが装着されている。マフラーをテルミニョーニに交換した。Lツイン特有の低速からのドカッドカッドカッ・・・加速が気持ちいい。Ducatiショップの店長が『ドカは登りが特にいいよ』と言っていたが、言葉通りであった。筑波サーキットも初めて走ってみた。市街地ではあり得ない速度での走行は気持ちが良くドカの性能を発揮するためにも最高の場所であった。しかし全てが良いわけはない。外車の場合、特徴を最優先し個性を引き出すため、そのために犠牲になるものもあるのだ。ドカの場合、走りを最重要ししているため、ポジションはマジきつい。首が苦しくツーリングから帰ると首が動かなくなってしまうくらいだ。

上は真横から見た絵であるが、体が地面に水平になり首を90℃持ち上げる姿勢なのである。こりゃキツいよマジで。信号待ちの時など、発進準備して信号機を見上げるわけであり、さらに30度位上を見上げるのだ。おっさんには厳しいバイクであることを自覚した瞬間であった(涙)ツーリングから帰ってくると首が動かせなくなり、結局泊まりでのロングツーリングには一度も行かないままお別れしたバイクである。

15台目 BMW R1100S ボクサーカップレプリカ

ドカをヤフオクで125万円で売り、バイクを探しに赤男爵へ行く。店内を見回すと1台のバイクが燦然と輝いているではないか。何だよ このバイク?よく見るとBMWじゃないか。BMW R1100S ボクサーカップレプリカという限定車らしい。売れ残っていたらしくディスカウントされていた。確か165万円で売られていたと思う。40万円ぶったしで買えるのか、、さほど悩むことなく購入を決めてしまった。

見た目は軽そうに見えるが229キロもある。しかもバンク角を稼ぐためシート高が860mmもあり大型のアドベンチャーバイクかよって程高く、168cmのkomaはつま先がやっとだった。信号待ちで一般公道の轍の盛り上がったところに止まったもんなら最後、立ちゴケ覚悟で半ケツずらしをしていた(涙)。後ろから見るとかなりカッコ悪いんだろと思う。

BMWは走り出すと驚くほど乗りやすく長距離を苦にするどころか、直距離を走るためのバイクだと言って過言ではない。ただし価格が高かったこともあるし、コケたら部品も高いんだろうと、ドカ同様かなり気を使うバイクだった。さらに水平対向エンジンはバイクの心臓でもあるシリンダーヘッドが真横に飛び出しており、転けたらダメージも大きそうだ。日本車では考えられない構造してるよな。人間に例えたらキン○マが膝にくっ付いてる構造だもん、これ。一般道での立ちゴケ、転倒は20年以上してないがBMWでは一回だけ立ちゴケをしてしまった(涙)傷はついたが、心の傷の方が遥かに大きかった。また日本車では考えられない様な故障が発生し日本車の優秀さを改めて再認識したものである。
紅葉時期の混雑が激しい時期に日光いろは坂を走っていた時のことだ。後ろから来たカブ号のお兄さんが『煙凄いっすよ』っと教えてくれた。んっ?と後ろを振り返ると白煙がモクモクとでているではないか! オーバーヒートが原因だとは思うが、日本車でこの程度の走りでオーバーヒートなどは考えられないことである。
それにしてもシート高は問題だ、860mmとは。SUZUKI ハヤブサのシート高が800mmだよ。買う前によく調べろって話だけど、バイクを買う時って勢いで買っちゃうんだよね、『大丈夫・大丈夫・何とかなるぜ』と。この頃のkomaは価値の下がる前に下取り出して新しいバイクを買うパターンになってきてしまった。1回目の車検で乗り換えるパターンが定着してしまている、、、まずいことなのだが。

俺のマシンを見ておくれ 中年編 その3に つづく

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