SR400のメンテナンスとパーツ取り付け

我がSR400も購入後4年が経過し、走行距離が12000キロを越え、やっと一人前の単車になったのではないだろうか、などとバカなことを考えている。最近自分の手足のようになってきたと感じるくらいに、気軽に乗ることが出来るようになった。まるでカブ号でにも乗るかのような感覚なのだ。なんといっても車体がスリムで軽量、シート高も低く、足つき性も抜群であることが原因のようである。
こんなSR400に一生乗り続けていきたいと心から思っている。新車購入から今まで、大きなトラブルなど一度もないのだが、今後のことも考え、自分で少しづつメンテナンスを行っていこうと考えている。

今回はいくつかのパーツの取り付けと、グリスアップを行い我がSR400がまた少し成長した姿を報告したいと思う。

目次

SR400に武川のウインドスクリーンと汎用品のサイドバックサポートを取り付けてみた

武川 ウインドスクリーン

大きなウインドスクリーンのついたバイクに未だ乗ったことがない。見た目がおじさん臭いということが一番の理由だった。しかし気が付けばkomaも62歳。かっこなんか気にしてらんない。高速で大型トラックの後ろを走るとストリップストリーム効果で直接の風圧を受けずに走った経験もあり、風圧を受けずに走る快適性は少なからず理解しているつもりである。また、ウインドスクリーンに興味は以前から持っていたのだ。
今年の夏に3年連続4回目の北海道ツーリングを計画しており、今回はより快適性を向上させるため、ウインドスクリーンの導入を検討したわけだ。
ネットで色々と調べてても、どれも似たり寄ったりしていて、何を選べば良いやら分からない。とりあえず有名どころのモノを選んでおけば間違いないと「武川ウインドスクリーン」をポッチってみたのだ。


手元に届いた商品を開封しつつ取付部品をチェック。取付をイメージしながら準備を進めていく。
スクリーンの取付場所はハンドルにクランプを取り付け、そこにウインドスクリーンを取り付けるための棒を差し込むようである。さほど難しくはないようだ。
しかしSRのハンドルは幅が短く、すでにスマホホルダーやUSB電源を取り付けているためスペースが限られている。
右側にはブレーキフルードのタンクがあり、窮屈そうだ・・

ちゃんと取付できるか一抹の不安がよぎる・・

各部を仮止め程度にしておき、後で調整が出来るように取り付けていった。
なんとか形は出来上がったのだが「問題発生」

ブレーキフルードのタンクが邪魔で取り付けたウインドスクリーンが想定より角度が付き、先端が自分の目の先にあるのだ。何かあったら「目に刺さりそうだ」

これやばいっしょ!

仕方がないのでウインドスクリーンを加工することにした。
厚みが○○mmあり、一体どうやって切ればよいのか?
ホームセンターに行き、それらしきモノを物色していると「発見」!した
どうやらカッターみたいなモノで傷をつけ、パキンッ とへし折るようである。
価格も安く、とりあえず「これでやってみっか」っということに。

まずは干渉する部分にマスキングテープを貼り、カットする部分を決めることに。

困ったことが発生した・・

90度の部分があり、どうしたものか・・ しばし考える  ん~

あっ! ハンダごてで角部分に穴を空けることにしよう。

ハンダごてが十分熱くなった頃を見計らい、角部に「ジュ」

思ったより簡単に穴が空かない。何秒かするとアクリルが解けはじめハンダごての先端が「ニュル」とウインドスクリーンに入り始めた。そうなると、後はアッというまに貫通し考えていた通りの穴を空けることができた。

いよいよカット作業に移る

カッターは手をケガするリスクが高い工具なので、それ用の定規を使い慎重に作業を進める。

カギになった先端をで切るというより、少しづつ削るというか、掘っていく感じだ。

順調に掘削作業が進み、そろそろ力を加えてみるか、

一歩間違ったら、ヒビがスクリーンに入るかもしれないので、兎に角慎重に慎重にと、少し削っては少し力を加え、・・

を繰り返していくうちに、「パキン」をキレイに折れた!!

恐る恐るマスキングテープを剝がしてみると、成功したっぽい。

これでマスターシリンダーとの干渉を避けて、考えていた角度で取り付けが出来そうだ。

しかし、左右の調整が難しい・・ぴったりと中心が合わない。

次第に面倒になってきて、最終的に「まっ、こんなんでいいか」となって完了。

かなりクリアな印象だ

取り付け後、効果を測定するため100キロ位、走ってみた。

一言でいうと格好は悪いが効果絶大という評価。
オッサンの乗るカブ号に、より近づいてきた感じか ( ´艸`)

60~70キロで走ると、風圧を直接的に受けず、ウインドスクリーンが壁になって、そこからの巻き込んだ風が「そよ風」のような感じで自分の体を包むという感じだ。高さ的にはあごの辺りにくるので、ヘルメットのシールドを開けての走行は出来ないが、逆に運転の邪魔にならず良しとする。

試しにウインドスクリーンの枠から体をずらし、わざと体に風圧を受けるようにしてみたのだが、効果がより実感しることができた。多少の雨なら雨粒の直接の被弾も回避できそうである。

今年はこのスタイルで北海道ツーリングに行ってみたいと思う。感想についてはblogで紹介するつもりだ。

汎用品のサイドバックサポート

今まではサイドバックサポートを付けずに、タナックスのサイドバックを取り付けていたのだが、バッグがリアサスと干渉することは知っていた。バッグの方はバネの伸び縮みでスレ傷がつき、サスの方は擦れたあとが付く程度ではあるが、気になっていはいたところである。
リアサスをナイトロンに交換したこともあり、ナイトロンをガードしなくては!とサイドバックサポートを取り付けることにした次第。

愛猫「とら」とサイドバッグサポート

取り付けは簡単。リアサスを止めてあるボルトを外し間に挟み込むだけだ。一点止なのでSRの振動に耐えられるかは、使ってみななければ何とも言えないもだが。

このタナックスのサイドバッグも北海道ツーリングの定番。ガバっと横開きになるので中のモノが上からでも、横からでも取り出しやすく、ズボラなkomaには最適なバッグである。自分の場合、片方には雨具一式(レインウエア上下、レイン手袋、シューズカバー)プラス工具類、もう片一方にはテント一式プラス タープまで収めてしまう。中身を固定することで素早く動くことが出来るのである。雨が降ってきたらバイクを止め、左側のサイドバックを開けることで雨に関わる全てのモノが揃っているのは安心でもあるわけだ。また、雨が上がりの朝、テント撤収をする際には、45リットルゴミ袋にテントをツッコミそのままサイドバッグに積み込むことも出来るので、ほんと楽チン。
あとはサポートが緩まないことを祈るばかりである。

SRの定番グリスアップ

SRに関するメンテでメジャーなもののひとつにスイングアームピボットシャフトとリアハブへのグリスアップがある。なんせ車載工具にグリスニップルがあるのだ。komaのSRも1万キロを越え、そろそろと考えていたところである。

やり方は簡単グリスガングリスを装着し片手でシュコシュコやるだけ。

アクスルシャフトにシュコシュコするも、一杯になったら反対側がら ウ◯コ みたいにニュル〜と出てくる。

しかし80グラムのグリスの3/4位は入ったんじゃないの?て位はいりますマジ。

新品の80グラムのグリスがこんなになった。

リアハブは10数回のポンピングでリアのグリスニップルの右下辺りから、同じくニュル〜と出てきた。

あっという間に終わる作業だが、心の安心感は満たされる楽しい作業だった。

こんだけ入れたら後は5年後位にグリスを入れ替える程度で良いかもしれないと、素人は勝手に判断してるのだが。

後記

バイクいじりは楽しいのだが、62歳のkomaは老眼が進んで老眼鏡無しでは近くのモノがほぼボヤケて見える。こればかりは遅かれ早かれ誰もが通る道なので仕方がない。42歳だか43歳頃、眼鏡屋でいたずら半分で老眼鏡をかけているところを店員に勧められ、視力検査を行ったところ、めでたく老眼認定を受けてしまった時から老眼人生が始まったのだ。今では老眼鏡だけでも5個位あり、さらにハズキルーペまで使うレベルに達してしまったのだ。
この老眼がバイクいじりの足かせになっており、細かな整備は難しくなってきている。しかし簡単な整備はこれからも楽しみながら行っていきたいと思っている。

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