北海道の天気事情は難しい。なんせ北海道は広いので一律の天気予報などは成り立たない。道北、道南、道央、道東と大きく4つに分かれる。海岸域では西側を日本海、北側をオホーツク海、南東側を太平洋と3つの海に囲まれている。
日本でも最も小さな県は香川県で1,876平方キロメートル。北海道の面積はもちろん日本一だが83,424平方キロメートルで香川県の44倍もある!もっというと日本の国土の4分の1以上を占めているのである。これじゃエリアによって天気が違ってあたり前のことである。最近の天気予報は優秀であるから2,3日前にチェックし天気の状況によって行き先を決めるやり方が理にかなっている。今回のツーリングも北海道内で8日間滞在したが、カッパを着たのは霧雨をしのいだ10分位しかなかった。ただし宿泊先を事前に予約してのツーリングでは難しい場合もある(komaは基本キャンプスタイルなので、すべて当日に行き先を決めている)行き当たりばったり(>ω<)
北海道 4日目 〜 5日目
2024年8月21日 (水) 4日目 晴れ 気温 13度〜23度 (宗谷)
昨日はクッチャロ湖キャンプ場でのキャンプであったが、あまりの寒さに夜中にガクガクしながら目を覚ましてしまった。深夜2時頃だろうか、防寒着として用意したウールの長袖シャツとmont-bellのダウンジャケットを着込んでシュラフに潜り込んだが、それでもすぐに寝付くことは出来なかった。今回持参したシュラフはmont-bellのダウンハガー800 #5でコンフォート温度が8度にはなっているが、長年使ってヘタっているせいなのか、まったく快適ではない。持参している温度計を見てびっくり、8度しかないじゃないか。
それでもなんとか、ジッパーを首の下までしめ、空気が入らないようにして何とか眠ることができた。
翌日の朝目を覚ますと天気は晴れ。しかし朝露なのかテントの外がベチャベチャ(T_T)
今日は屈斜路湖まで走るので、テントをゆっくり干してる暇など無い・・・
濡れてるまま収納袋に突っ込む ギュウギュウ・・
それにしても撤収面倒くさい・・
荷物が濡れてるとメチャ重くなるし
何回も来てるので写真も撮っていなかった。出発時に一応パチリ
天気は今日までがバッチリらしいので存分に走りたい。
R238を東へ走る。クッチャロ湖のある浜頓別町から紋別までは、たまに小さな町を通過する程度で何も無い一本道だ。ちなみに昨夜のシュラフが寒すぎたので斜里にあるmont-bell店で冬用のシュラフを買いたくて、ナビをセットしてみると117キロ先左折とか・・・ まじか
いくら北海道の道が気持ち良いといっても、同じ姿勢でバイクに跨り続けるとケツが痛くなり、首が痛くなり、背中が痛くなってくるものだ。
紋別の町に入ったのがお昼近くであったこともあり、昼食場所を探してみる。
国道沿いに気になる食道発見!
「紋別漁師食堂」直感を信じて入店
炙りずわいホタテ丼2200円と特大ホタテ貝焼き2玉880円を注文
まぁ、おいしいけど値段を考えると普通かなって感じだった。ホタテも特大とかいってる割に普通サイズだし。
komaはグルメじゃないので、気の利いたコメントは出来ない。
単に値段に対しての価値で判断してるだけである。
写真の内容で980円なら、これ絶対オススメ!となるわけだ。
実際には3080円したので、普通でしょって感じたわけだ。
北海道の海鮮系(ウニ、カニ、いくら、ホタテ)は総じて高いと感じている。
途中、ホクレンでガソリンを補給した。ホクレンSSではライダーキャンペーンがおこなわれていて、北海道4つのエリアで4種類のフラッグ、ステッカーが販売されいる。フラッグは300円、ステッカーは100円。
とりあえずステッカーを1枚ゲットしてみた。
その後、サロマ湖横を走り能取岬(のとろみさき)に行ってみた。能取湖側の道はかなり良かった♬
能取岬から小清水町にある道の駅に隣接したmont-bellショップへ寄った。
前日の寒さに耐えられず、シュラフを購入することにしたのだ。今回持ってきたシュラフはダウンハガー800の#5で、コンフォート(快適温度)が8℃のものだった。しかし長年使ってヘタっていたことに加え、komaは元々寒がりだったこともあり、これからの旅のことを考え、購入することにしたのだ。自宅には#3があるので、オーバースペックではあるが#2で快適温度0℃のものにした。税込み42,900円也(T_T)
mont-bellショップは非常に良い店だ。事情を話し、#5のシュラフを自宅に送りたい旨を伝えると、快く引き受けて下さり、なをかつ無料でという親切な店舗であったヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
その後、弟子屈町を経由し、本日の宿泊地である屈斜路湖畔にある和琴野営場へと行った。
この和琴野営場はフラットな芝生サイトで、きれいに整備された大好きなキャンプ場である。徒歩圏に無料の露天風呂もあり最高の一言だ。今回は連泊を予定している。
まっ平らな芝生サイトって、なかなか無いんですよね、実際。
唯一の弱点はコンビニが弟子屈まで行かないと無いということだけかな。。まっ事前に準備しておけば問題のないことだが。
明日は全般的に天気が悪いようだが、知床〜中標津あたりだけは晴れ間も出そうなので、そこいら近辺に行ってみようと考えている。
本日の走行距離 364キロ
本日の経費 CAMP1500円 昼飯3080円 GS 10.24㍑ 1740円 夕食1413円 その他1011円 合計8744円
燃費 34.0キロ/㍑
2024年8月22日 (木) 5日目 晴れ 気温 18度〜24度 (弟子屈)
今日は和琴野営場をベースキャンプにしているため、重い荷物はキャンプ地にデポし、身軽なツーリングだ。「軽さは正義だ」と痛感する。何でこんなに乗りやすいの?と思った。
キャンプ場を8:00に出発し、定番の美幌峠を走る。「ちょう〜気持ちいい}と思わず叫びたくなる。
美幌町から斜里町へ行く途中、例の「天まで続く道」を走る。逆向きで走っているので羅臼岳があるため、天まで続いては見えないのだが・・ ただ振り返ると天まで続いて見えるよ。
道の駅ウトロによってみる。観光客も目立つ場所で活気のある道の駅だった。
夕食のおかずを買ってみた。
ウトロから羅臼に通じる知床横断道路を走る。クマが出てきそうな雰囲気がプンプンする。
北海道ツーリングで唯一のワイディングだった気がする。頂上付近はさすがにガスがかかっていて景観はイマイチだったが気持ちよく走ることが出来た。
羅臼に着いた頃には、少し寒い位になっていた。温かいものでも食べようと知床食道で「昆布ラーメン」を食べることに。さすが昆布の出汁が強烈に出ていて旨いぞ。利尻で食べた昆布ラーメンとも遜色無いくらい美味しく頂いた。
お腹も満腹になり、次に目指すは秘境「野付半島」。
海に囲まれた一本道が果てしなく続く・・
海水の侵入で朽ちたトドマツが見える・・
こんな狭い場所なのに野生のシカの群れが見える・・
景色をみるというより、何かを感じる場所であるような気がする・・
不思議な場所だ。
まだ走ってないライダーには絶対おすすめしたい!!
野付半島を後して標津町から中標津、そして弟子屈に戻りベースキャンプ地の琴和野営場へとSRを走らせる。
今回の北海道でSRに風防を取り付けてみたのだ、これがメチャクチャ良い!体に直接風が当たらないことが、こんなにも楽なものだと初めて知った。当初は前に異物があって見えづらい感じがあったのだが、あっという間に慣れてしまった。風を防ぐ以外にも、虫を防御する、霧雨等の影響を相当に防げる等の効果もあり、北海道ツーリング限定の装備として考えていたのだが、このまま定番装備にしたいくらいスグレモノだと感じている。
北海道ツーリングでは荷物満載の姿に風防は、ある意味カッコよくさえ見えてきた・・・
やっぱキャンプの連泊は楽で良い。キャンプ地に戻り露天風呂に浸かり BEERをプシュ~、至福のときだぁ。
そういえば新しいシュラフは最高だ。ジッパーをせず掛け布団にして使ったが新品のシュラフは気分がいい。
おかげで安眠できる。
今日も楽しい一日だった。
本日の走行距離 346キロ
本日の経費 CAMP1500円 昼飯900円 GS 9.94㍑ 1690円 夕食2935円 その他2460円 合計9485円
燃費 34.3キロ/㍑
つづく
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