2024 北海道ツーリング その4

北海道をツーリングしていると、アドベンチャーバイクが増加していると実感する。特にスズキのVストロームが目立つ。250cc、650cc、800cc,1050ccとアドベンチャーモデルのラインアップ数が他メーカーを圧倒している。

koamがリスペクトしている鉄人加曽利氏(77)はVスト250(2017納車)で、すでに23万キロも走っている。何がすごいって加曽利氏がVスト250を納車したのが70歳の時で、7年で23万キロも走っているということだ。1年で平均3万3000キロも走っている点である。しかも23万キロ走ってノントラブル!でパンクすらしたことがないとのことだ。消耗部品の管理は徹底してるようで、2万キロごとに前後のタイヤ交換、チェーンの交換、フロント・リアのスプロケ交換、スパークプラグの交換、10万キロ弱でクラッチ盤の交換。20万キロ走行後からOILの減りが早くなり、1000キロ走ったら0.1〜0.2Lぐらい補充してるとのこと。OIL交換は3000キロ毎におこなっている。毎回注意していることはエンジン音を確かめること。乗り出す前アイドリングの音を聞き「オゥシ!」ってな具合。バイクに対する愛情が伝わってくる。回転数は7000回転あたりを超えないよう心遣いをしているとのこと。(自分の子どもであるかのような話し方をする)
Vストに「行くぞ!」というとVストが「よし、任せてくれ」と答えてくれると言っていた。
バイクと会話が出来るというのだ。そうなるとバイクとの一体感が生まれ、厳しい環境下でも乗り越えることが出来るとはっきりと言っていた。
バイクとは、そういう力を持っている。
(2021年に東北自動車道で事故をしているが、その後も乗り続けている)・・修理は大変であったが何としても20万キロ走破したかったそうだ。
長く乗る秘訣はとの問に
乗り続けることが劣化を防ぐ(春夏秋冬1年を通して) これに尽きるとのこと。
バイクは走ってなんぼ。
するとバイクが応えてくれる。
マジで、めちゃくちゃ説得力があった。

芸能人が何百万円もするピカピカの旧車を乗って、「オレ、バイクが大好き」なんて言ってるのとは別次元だ。

2024年8月25日 (日) 8日目 くもり 気温 17度〜23度 (幕別町)

天気が回復するようなら三国峠を走りたいと考えていた。午前8時前にキャンプ場を出て、まずは足寄に向かうことにした。松山千春の実家に寄ってみたいと思ったからだ。
キャンプ場のある幕別町から本別を抜けるあたりから雲行きが怪しくなり霧雨が降ってきた・・・
今回の旅で初めての雨である(天気予報では、ギリセーフだった)
SRを肩路にとめカッパを取り出す。カッパを着るのは今回の旅で初めてだ、ホント面倒くさい・・
特にパンツはブーツを脱がないと履けないので尚更である・・
今回は面倒なんでブーツを履いたままカッパを着ようと無理やり突っ込んでみたが、かかとが引っかかって履けない!
結局無理だと思って、脱ごうとしたら、逆に引っかかって脱ぐことも出来なくなってしまった(´;ω;`)
なんとか脱いで、ブーツを脱ぎカッパを着たのだが、こんなんじゃ、最初からものぐさをしなければと反省・・

霧雨降る中「道の駅 あしょろ銀河ホール21」に到着。一角にある松山千春ギャラリーを見学。
ふんふん・・

ギャラリーを見学した後に、実家?松山千春事務所となっているが、一応行ってみることに。


完全に住宅街なので、失礼のないように・・ まっ、こんな感じですか。。シャッターは閉まったまま。色褪せたデカい看板が悲しげに展示してある、残念な感じがした・・

komaの特に好きな歌は大空と大地の中で、人生の空から、卒業、旅立ち、青春、こんな夜は等(>ω<)

相変わらずの霧雨と寒さのため、当初予定していた三国峠は断念することにした(前回のツーリングでは走ったし)

足寄から上士幌〜士幌〜音更〜帯広へとSRを走らせた。実はkomaは12歳まで帯広に住んでいたのだ。途中1年間だけ池田町にも住んでいたことがある。そのため帯広には強く愛着を感じている。

子供の頃によく遊日に行った「水光園」 超なつかしい(´;ω;`)

帯広のグルメは豚丼やジンギスカン、インディアンカレーが有名だが実は「かしわそば」も地元では根強く支持されている。鶏が入った冷たいぶっかけそばだ。関東では見かけたことがない。
今回、昼飯に選んだのは「そば処丸福本店」。食べたのは一番人気の「冷やしかしわ」。マジ美味かった(是非味わって頂きたいグルメだ)

冷やしかしわそば 1080円

お腹を満たした後は、大正二輪博物館に行ってみることに。途中「愛国駅」を発見。そういや昔は流行ってたなぁ。
「愛国」から「幸福」ゆきの切符。

見学者が数名程いたかな。ブームが去ればこんなもんだよね。

愛国駅からいくらも走らないうちに大正二輪博物館に到着。
んっ、バイクが1台も止まっていない。なぜだ
閉館してるのか?
恐る恐る中に入ると事務作業してる人がkomaに気づき「いらっしゃいませ」と近づいてきた。
500円を支払い中に入る・・・
んっ、
レッドバロンの中古車のように雑然と古いバイクというかモペットみたいなのが並んでいる。


ん〜
個人で集めたバイクをスーパーマーケットの居抜きに陳列してるらしい?
すごいっちゃすごいが・・
滞在10分で撤収(500円って・・)

段々と行くところもなくなり、グーグル先生で観光スポットを探すと近くに新嵐山という低山があり、頂上まで舗装されていてバイクでもいけるらしいとの情報を発見。時間もあるし、とりあえず行ってみっか。

展望台から十勝の平原が一望できる

冬にはスキー場になるらしい。

14:00を回ったので、今日は夜に焚き火をしたいので、そのための準備でもしようかと早めにキャンプ場に帰ることにした。

このキャンプ場も今夜が最後だ。焚き火を囲んでオーナーさんとビールで乾杯!
針葉樹の薪で火を起こし広葉樹の薪で火を安定させる(3年も乾燥させた広葉樹の薪を無料で使わせて頂ける、感謝)
夕方以降は気温も下がり焚き火を囲んで飲むビールが最高である。
今日は常連の方も一緒に焚き火を囲みツーリング義談に花を咲かせた。
一昔前の北海道ツーリングを思わせる不思議な空間であった。

koma

焚き火は最高の思い出になったヨ!
この隠れ家的キャンプ場を強く勧める!
※回し者ではありません。逆に宣伝しないでくれと言われている。


来年も是非「完全予約制モーターサイクル専用野営場 グリュンヘルツ に訪れたい。

今夜は北海道最後の夜だ、星でも見ようか、などと思っていたが気がついたら、すっかり眠っていた (´;ω;`)

本日の走行距離 234キロ  

本日の経費 CAMP 500円(三日目価格) 昼飯1080円 夕食1661円 その他 984円 合計4225円

2024年8月26日 (月) 9日目 くもり 気温 16度〜22度 (幕別町)

北海道最終日

いよいよ北海道ツーリングも最終日となる(´;ω;`)
本日は苫小牧港から18:45発 大洗港行きのフェリーに乗るための移動日になる。
天気は曇り。当初は襟裳岬に行きたかったが天気予報では雨らしいので今回はパス。
帯広で昼飯を食べてから占冠〜日高町へ行き苫小牧というルートを選択。

3日間、お世話になったキャンプ場を10:30に出発。
来年も来るからね〜
北海道最後の食事は帯広でジンギスカンを食べることにした。
帯広で有名な「白樺」に行くも休み(´;ω;`) 続いて「有楽町」・・・またも休み
一気にやる気が無くなった〜
どこでもいいやと入った店が「平和園 本店」ジンギスカン定食720円って安すぎない? しかし肉の量は少なめで3人前食べたけど余裕だった。お味の方は、あくまでも個人的な意見だがセイコマのジンギスカンの方が美味しい(残念、個人的意見だが)
今回もキャンプで2回ばかりセイコマのジンギスカンを食べたが、相変わらず旨かった!(松◯のジンギスカンより旨い)

お腹も満たしたことだし、さぁ出発!
途中、日高町に入る前の平取町で二風谷アイヌ文化博物館へ立ち寄る。
町立の博物館らしいが、かなり充実した立派な博物館で見応え充分であった。
ゴールデンカムイの影響もあり、人も多かった。
400円の入館券は安く感じた。

展示物がある建物
広々としていて気持ちがいい
よくテレビでみる上着
丸太で作られた木彫りの船(カヌー)
当時の集落が再現されている
サケの皮で作られた履物

一通り見学した後、出発。天気は曇りだが雨はギリセーフ。

17:30過ぎに苫小牧港着。手続きを済ませ乗船開始となる。まだまだライダーは多いようだ。

北海道に滞在した8日間は、あっという間に過ぎ去った。北海道を思う存分楽しむことができ感謝。

来年で5年連続となる北海道へ、必ず戻ってきたいと心に誓い今回のツーリングを締めたいと思う。

帰りのフェリーにて ※荷物は括り付けたままでOKです。一旦船室に上がると下船するまで戻れない。


本日の走行距離 233キロ  

本日の経費  昼飯1790円  GS8.37㍑ 1381円 お土産6046円 その他 1098円 合計10315円

2024年8月27日 (火) 10日目 くもり 気温 26度〜33度 (水戸市)

無事帰宅

14:00 大洗港着

自宅まで十数キロ。気を抜かず安全運転☺

ただいま〜

本日の走行距離 31キロ  

本日の経費  GS7.5㍑ 1200円  合計1200円

燃費 32.0キロ/㍑

次回は北海道ツーリング総括を予定しています。

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