北海道をツーリングする際に有料の高速道路を使ったことがない。理由は簡単だ、SRの場合高速でも一般道でも大差がないからだ。一方で無料の高速道路が途切れ途切れに存在する。全線開通したら有料になるのだと思うが、意識せずとも乗ってしまうことがしばしばあった。
komaのバイクは単気筒のSR400なので一般道でも法定速度プラス若干程度で走っているのだが、兎に角抜かされまくる。コンボイみたいな大型トラックに抜かれる時はビビりまくる。軽自動車でさえもバンバン抜いていく。逆にハンターカブ等でツーリングしてるライダーも多く見たが、さぞ怖いだろうなと感じた。制限速度を遵守してるのは大手運送業社と日本郵政くらいじゃないだろうか。
北海道は信号機が少ない。当然信号機のない交差点も多いのだ。
事故の多くは交差点が関係しているわけだから、いつも以上に注意して安全運転を心掛けて頂きたいものである。
『 ゆっくり走ろう 北海道 』
北海道 6日目 〜 7日目
2024年8月23日 (金) 6日目 くもり 気温 21度〜32度 (弟子屈)
北海道に上陸して以来、初めての曇り空になった。朝は6時半頃には起きてNHKラジオを聞くことが日課になっている。どこにいってもNHKだけは聞こえるのは安心する。天気予報はしつこいくらい放送されるので、まめに道内の天気をチェックすることができる。
荷物の撤収に取り掛かる。空気を抜いて小さく畳んでキツキツの収納袋にしまっていくのだが、これが撤収のやっかいなところだ。エアーマット、エアーまくら、シュラフ、テント、タープ、タオル、シート等、UL(ウルトラライト)な商品は特に苦労する。
10時30分にやっと出発準備完了! (何時間かかってんねん)
今日のキャンプ地は帯広の南に位置する幕別町にある「完全予約制モーターサイクル専用野営場グリュンヘルツ」という初めてのキャンプ場だ。サイトは8つだけのこじんまりとしたキャンプ場らしい。前日に予約の電話を入れると「大丈夫です」とのことで楽しみだ。
そういえば昨日の夜にエアーまくらが「パンク」してしまった。6〜7年近く使ったシートゥサミットのまくらで気に入っていたのだが、合わせ面から漏れてるらしく、少し力を入れただけで穴が広がってしまい、修理は無理っぽい感じがしたので捨てることにした。本日、まず釧路に行く予定なのでアウトドアショップで買うことにした。
10時半頃に出発し弟子屈から標茶町を通過し釧路湿原の横を走り釧路市内へと入った。グーグル先生でアウトドアショップを探し、大型スポーツ店へ行くもシーズンが終わりに近づいているせいで在庫調整にはいっており、在庫がない!その後、さらに数件行くもどこも在庫なし!! 最後にアルペンに行ったら2種類だけ売っていた。本当はシートゥサミットのエアまくらが欲しかったのだが、当然扱いはなく、無名メーカーのモノを買った。
その後釧路駅前にある和商市場に行った。25年位前に来たことがあるが、雰囲気は当時のままで懐かしさを感じた。
今日は値段は気にせず、好きなものを全部のっけて、いくらになるのかを楽しんでみることにした。
こんなんなりました
タラバガニ、ボタンエビ特大、ウニ、大トロ、サンマ、炙りサーモン、ホッキ貝、地元の珍しい白身魚?、イカ
これで5200円! タラバガニだけで2000円したので、ウニ丼と比較しても妥当な価格かも。
ヤバいくらい美味かった!! 今回の旅でダントツ一番!!でした😁
和商市場を後にして帯広に向かうことにした。お土産を頼まれている。六花亭でバターサンド、大平原等・・
帯広の市内はさすがに都会に感じる。六花亭に入り注文しようとすると、なんとずらりと並んだパソコンの前に連れて行かれ、パソコンで注文してくれとのこと! これなら自宅からネットで注文するのと変わんないじゃないの・・
となりにいたオジサンは相当怒っていた ٩(๑òωó๑)۶ オレはパソコンなんて出来ねぇ〜〜 と。
すごいキャンプ場 見つけた!
なんとかネット注文を終え、本日の目的地である「完全予約制モーターサイクル専用野営場グリュンヘルツ」へと向かう。
ナビがなかったら行けないかもしれい・・
幕別町はほとんどが畑・・
その畑の真ん中にあらわれたキャンプ場・・ と言っても特別看板も出ていないので通り過ぎる可能性が高い。
夕方前にキャンプ場に到着。
ここかな?
そんな感じで速度を落としキョロキョロしながら走ってると、一人のヒゲのおじさんがこちらを見ている。
んっ・・
SRで近づいていくと「◯◯さんですか」と声を掛けられた。
目指していたキャンプ場のオーナーらしい (>ω<)
入口で受付を済ませた後、キャンプ場の案内をしてくれた。
まず最初にビックリしたことは立派なバイク専用屋根付きポートが備えてある。しかもそこにはヘルメット置き場や簡単な荷物を置いたり、カッパやウエアを吊るせる竿まで完備していた(>ω<)
テントサイトは8つあり、パイプで仕切られていて、テントを干したりするのに重宝出来そうであった。また各サイトに共用の大きなテーブルがあり、テント設営や撤収の際には便利であった。
トイレはきれいで、ウォッシュレットまで完備。シャワーもあり無料で使用できる。さらに買ってきた食材を冷蔵庫で保管までできる。当然冷え冷えのビールも入れることが出来る!
悪天候の際の避難場所まである!
一番ビックリしたのは焚き火台まであり、良質の針葉樹や広葉樹の薪を無料で使わせて頂けるのだ!!
焚き火を囲んでツーリングライダー達がバイク義談をしながら飲んで食って・・・
楽しくないわけがない
はっきり言ってこんなキャンプ場見たことも聞いたこともない!
結局北海道にいる残り全部をこのキャンプ場で過ごすことになった!!(3泊した)
ただし、バイク専用なのでクルマはもちろん、自転車や徒歩でも不可だと断言していた。
それにSNS等でも、あまり宣伝してほしくないらしい
そのため今回はキャンプ場の写真を一切載せていない。
リピーターや口コミでジワジワ広がっていけば、それで十分だとか・・
朝にはエゾリスが木から木へ走り回る姿も見ることが出来、素晴らしいキャンプ場だった。
何と言ってもオーナーがバイク好きで話が尽きない。
キャンプ場にかける情熱も半端なく、毎年新たなチャレンジをしていっているみたいだ。これから益々進化していくものと思われる。北海道ツーリングの際は是非、お立ち寄りを強く進めます!!
本日の走行距離 253キロ
本日の経費 CAMP1500円 昼飯5200円 夕食549円 お土産7370円 エアまくら1419円 合計16038円
2024年8月24日 (土) 7日目 快晴 気温 19度〜34度 (幕別町)
今日は荷物をキャンプ場に置いて身軽なツーリングだ。
今日は快晴なので北太平洋シーサイドラインを走ることにした。結果的には今回のツーリングで最も気持ちの良いコースであった。北太平洋シーサイドラインは海岸線と森林が交互に現れ、飽きることのないコースだ。しかも気温が北海道の中でも低く快適に走ることが出来る。
キャンプ場からはR38で釧路まで走りR44で厚岸へ。厚岸グルメパークへ寄るが、昼飯にはまだ時間が早くソフトクリームだけたべ出発。厚岸大橋を渡り海岸線を走る。北太平洋シーサイドラインがどこからどこまでなのか、はっきり分からない(T_T)
霧多布岬によりシーサイドラインを東に走る。ここらへんからが本番ともいえるダイナミックなコースとなる。霧が多い場所なので快晴の時は間違いなくラッキー!! 絶対に走るべき場所です(断言)
勢いで根室まで走りツーリングマップルで紹介されている根室港近くにある「花咲ガニの大八」へ行ってみる。
いかにも漁師町にある食堂という感じの佇まい。
こんな感じでした。3300円と、結構な値段。
話の種に一回食べればOKといったところか・・・
納沙布岬にある鈴木食堂のサンマ丼がメチャクチャ旨いと同じキャンプ場にいたライダーが言っていた。
次回の楽しみということで。
結構な距離を走ってきたので、少々疲れ気味(´;ω;`)
キャンプ場までの帰りは、こんな最高の条件(天候)が揃っているので、またも北太平洋シーサイドラインを走ることにした。(気持ちの良い道は何回でも走りたくなる)
夕方5時過ぎにグリュンヘルツに帰ってきた。本日で2日目の滞在になる。今日は自分の他に若者が一組いた。
本日の夕食はメスティンで米を炊き、おかずはボンカレーとシーチキン。案外美味しい♬ ビールが美味いぜ!
明日は天気が微妙。
天気が良ければ三国峠を目指す予定。
本日の走行距離 568キロ えっ、こんな走ったの?
本日の経費 CAMP1000円(二日目価格) 昼飯3300円 夕食1516円 GS23.34㍑ 3934円
その他 720円 合計10470円
燃費 33.9キロ/㍑
その4につづく
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