25台目 ホンダ グロム すばしっこいミニバイク
komaも50代になり、趣味にロードバイク(自転車)が加わり、バイクも趣味な中のひとつではあったものの中心では無くなっていた。その頃は仕事も忙しく単身赴任といこともあり週末だけ自宅で過ごす生活であった。休日は昼間からビールを飲む悪習慣も身に付き、気がつけば体型も中年の標本であるかのようになっていたのだ(涙) まっ、みんなこんな感じなんだろうと、勝手な言い訳をしていたものだ。
その当時、久しぶりに面白そうなバイクが発売された。ホンダのグロムという変な名前のバイクである。モンキーみなたいな小さな車体に125ccのエンジンを積んだバイクである。しかも足周りには倒立フォーク、前後12インチホイール、ディスクブレーキと豪華装備が奢られていた。ちびっこギャングみたいなバイクじゃないか、面白そう これ絶対買いでしょ!
バイク熱が冷めたとは言っても、実際に新車が手元に来るとやはり嬉しいものです(笑)
パワーはないが、なかなか面白いぞ!少しだけやっちゃうか、となりまして・・
エンジンをキタコの181ccにボアアップ オイルクーラー Map変更 マフラー サスペンション その他細々としたパーツ等々・・結局やっちゃたよ。
あとノーマルタイヤはタイ国製のモノが標準装備であったため、新車時にタイヤをハイグリップタイヤに交換した。ちびっこギャングが完成!!
ボアアップした事でパワーは申し分なくなった。ただしメリットがあるということは、何かしらのリスクが発生するのは絶対なのである。最大のリスクはエンジンの耐久性が落ちる事である。またボアアップすると当然ピストンがデカくなり圧縮が高まる。するとバッテリーが少しでも弱くなるとエンジンが掛からなくなってしまうのだ(セルが回らなくなってしまう) そんな時は車体が軽いので押しがけをしていたのだが・・・エンジンに負荷がかかってヒーヒーいっているのが伝わってきて可哀想になってくる。。。(ゆるしてくれグロムくん)
以前SR400を500ccにボアアップした時には何十回キックしても掛からない時があった。SRはセルがないので本当にキツかった思いでがある。ボアアップなんかしなければ、と何回思ったことか・・・
当時メインのバイクがグロムしか無くなっていたので、リアキャリアに自作の木工プレートを取り付けホムセンBOXを付けツーリングにも出かける様になった。ホムセンBOXやけにアンバランスではあったが、便利このうえないのだ。ただ小さいので車からは邪魔もの扱いされ危険を感じる機会も度々あったことだけが悲しかった。
現在所有のバイク紹介
気がつけばkomaも58歳になっていた。後2年で還暦じゃねぇか。16歳でマメタン50に乗り始めてから、乗り継いだバイクはグロムで実に25台!バイク人生42年間で25台。一体バイクにいくら使ったんだよ?ざっと計算してみたところ購入金額でおおよそ1560万だった(1台あたり平均62万4000円)。下取りはヤフオク、友人への売却等の平均が購入金額の45%位だと思う。1560万×45%=624万 1560万ー624万=936万。42年間これだけ楽しんで1000万弱。案外お金かかってないってのが実感だ。
後何年バイクに乗れるのだろうか?そんなことを考えているうちに長く乗れるバイクが欲しくなった。12年乗ったら70歳って、、下手したら最後バイクになる可能性もある。いわゆる『上りのバイク』ってやつだ。真剣にバイク選びを始めたのである・・・・
そして選んだバイクが ジャーン!SR400 人生2台目となるバイクとなる。同じバイクを2度も買うとは思うもよらなかった。
26台目 SR400を選んだ理由は何か?
①軽さ:174キロの軽量な車体は取り回しが楽。わざわざ引っ張り出して乗る苦労がない。サクっと乗り出せる身軽さはポイントが高い
②単気筒:控えめな鼓動感が乗っていて疲れない。ロングツーリングにはもってこい。ハーレーは短距離ではいいが、長距離になると徐々に疲れてくる。
③のんびり走って満足感がある:60キロ〜80キロ位での走りが最も気持ちいい(高速は乗らないと割り切っている)。一般道を走るうえではこれ以上のバイクは無いのではないか?と思える
④排気音:マルチエンジンの対極にある排気音はやっぱ単コロの魅力 ドコドコドコ・・・・
マルチエンジから乗り換えると、その差に驚く。ハーレーから乗り換えると、こんなもん?って正直感じる。ドコドコではなくトコトコ・・って感じかな
⑤デザイン:ネオクラッシックではなく本当のクラッシック。鉄っぽい感じの作り。昔のバイクみたい
⑥キックスタート:一言、無骨である。(FIは楽にエンジンがかかるよ🎶)
⑦アナログのメーター廻り:昭和の人間には安心感があるのだ。
⑧ツーリングが楽しいバイク:SRで旅する北海道はとにかく気持ちいい!皆SRをビュンビュン抜いていくが、北海道の大自然を感じているのだろうか?ゆっくり走ろう北海道・・今年もSRで行きたい
結局、これだけ魅力のあるバイクだから1978年〜2021年のファイナルエディションまでの43年間もつづく超ロングセラーバイクになったのでしょう。バイク乗りの人達に一度は乗って頂きたい、そんなバイクです。
〜短所はあるのか〜
①ノーマルのサスがへぼい、ボヨンボヨンしてる。サスというかバネだな。
②高速を使ってのツーリングは無理がある(KOMAは大都市や県庁所在地を通過する時だけ時短のために利用するだけにとどめているが、それすら怖い)
komaが買ったSRは2016年型の限定車だった。実際の購入時期は2019年である。バイク屋の隅にひっそり売れ残っていたSR君と運命的に出会ったのであった。その当時いったん生産終了を迎えていたSRが2018年に復活してきたのであった。旧型となった2016年式のSRが処分販売されていたところをkomaが購入した訳である。タンクが昔のミニトレに似ていて可愛いじゃないの。
2018年に購入し2024年の現在も我が愛車である。今年で6年目を迎えるのだが、ますます絶好調である!
次回は現在のカスタム状況について書こうと考えています
つづく
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